2017年12月16日土曜日

年末年始のご挨拶について

賀状の行き来のある皆様に
例年お送りしておりましたご挨拶状は

この年末年始につきましては
誠に勝手ながら割愛させていただきます




いつもお便りをお送りくださる皆様には
例年通り近況などをお知らせいただけたら大変うれしいのですが

こちらからは、雪ぬるむ頃、
4月の開店・開廊のご案内をお送りできるよう
準備にいそしみたいと思います

2017年12月15日金曜日

酉年考

2017年も残り半月ほどとなりました
この一年、いかがお過ごしでしたでしょうか


私が酉年の年頭に記したのは

「先行きを俯瞰するほどには飛べずとも
足元の一歩から、ツクツク、コツコツ参ります」

という言葉でした


2017年11月25日土曜日

持てるひと、持たぬひと

先ごろ11月13日をもって閉廊された「 ギャラリーmu-an 」は、
かつて長岡市にあった現代アートの画廊が
都市区画整備のあおりで閉廊せざるをえなくなった折、
その画廊に集っていた作家の方々が、新たな発表の場を求め、
苦心・奔走した中で誕生した場であったとのこと

作家たちとのつながりがあり、人望と芸術文化の才覚があり、かつ
提供できる敷地空間という場所を「持っていたひと」が、
思いよらなかった流れを引き受けて始まったギャラリーの歴史 …


その流れを
この度の私たちの経緯と照らして思うのは

私たちは「持たぬひと」だったから
引き受けることになったのだなぁ… ということ



2017年11月4日土曜日

はじまりの日のこと

「ギャラリーmu-an」に最初に行ったのは、いつだったのか、
どういうきっかけだったのか、思い出せずにいたのですが

旧ブログ「そら屋日記」を読み返していたら
初めて訪ねた時のことを書いたものがありました


2017年11月1日水曜日

旅三昧

「mu-an」の迪子さんは、
ひとつの個展をすることは、一冊の「物語」を読むような
ひとつの個展を終えることは、その「物語」を閉じるような、気持ちです
とおっしゃっていました



おそらくは同じような気持ち、を私が例えるとすれば、
それは「旅」であるように感じています


2017年10月31日火曜日

たびのそら屋

かつて上越市は高田でカフェを営んでいた時に綴っていた
ブログ「そら屋日記」に再開のお知らせ」をアップしました



たくさんの懐かしい顔や景色を思い浮かべながら
初心に立ち返ります

2017年10月16日月曜日

「メゾン」の話

maison de たびのそら屋

たびのそら屋の家にて
土地のひと集い、旅のひと訪れ、なにごとか愉しきことはじまらん
土育まれ、風また便りを運ぶ
樹々の枝葉ひかりをきらめかせ、鳥たちのさえずる
かたわらにはたえず流れゆく川




さて、「maison」 の話をしましょうか


2017年10月9日月曜日

店名について

来春から営むギャラリーというか、お店というか、「場」の名前ですが


「 maison de たびのそら屋 」
(メゾン・ド・タビノソラヤ)
と申します


改めて名づけの思いを書いておこうと思います


2017年9月22日金曜日

祝「gallery mu-an」10周年

9月20日
私たちが建物と「場」を受け継ぐことになった
ギャラリー mu-an (ム・アン)さんが10周年を迎えられました



代表であり主宰である立見迪子(みちこ)さんが正式に告知されるまで
拙ブログではお名前を出さずに「オーナー」と称して
ことの経緯を綴らせていただいておりました
以後「(mu-anの)迪子さん」と書かせていただきます


2017年9月17日日曜日

石川直樹展

「石川直樹 この星の光の地図を写す」展

新潟市美術館にて9月24日まで開催中



こちらも会期終盤、ようやく観ることができました

彼のファンや写真の好きな方は早々に観覧済みだと思いますが
昨今の不穏(とも受け取れる)情勢の中で、
少し息の詰まるような思いで過ごしている方がいたら・・・

こういったものに触れに
出かけてみるのもよいかもしれません


2017年9月16日土曜日

今日です!(9月16日)

映画「この世界の片隅に
先週、見附市で開催された上映会でようやく観ることができました。



とてーーーーもよかったです!!
気になりながらまだ観てなかった方!

本日!
9月16日(土)ながおか映画祭 にて
19時40分からの上映があります!

長岡リリックホールにて
当日券1200円

どうぞ!!


9月16日(土)のプログラム
17時からは「風の波紋」も!
(小林茂監督のトークと天野季子さんのコンサート付き)


2017年9月7日木曜日

いのししの家

この上ないみごとなタイミングで、
「場と家を併せ持つ」という、私たちが願っていたものが差し出される
大変なミラクルが起きたのですが

だからといって、

「やりませんか?」
「ハイ、やってみます」

と即答できる話ではありません



2017年9月6日水曜日

流れのこと

始動のお知らせ」では
 
「流れと流れが出会って、奇跡的に新たな本流がひとつできたような」
と書きました



自らの人生のために愛着ある住まいや場所を手放し
新天地へ移ることを決意した現オーナーと

同じく次なる人生の展開のために
拠点となりうる新たな場所を探していた私たち

その二つの流れが
この上ないタイミングで出逢って生じた出来事でした


タイミングは重要です

賃貸暮らし・旅暮らし、の私たちが
家を持つことに意欲的になっていなければ
はじまりようのなかった話です



2017年9月5日火曜日

ミラクルの前ぶれ

予知というのは、できたためしがないですが
振り返ると、アレはその知らせ?
と思うことがありました



2017年9月3日日曜日

ミラクル

約束せずとも、計らずとも
会いたいひとに会える、

たった今、話題にしていた人が現れる、
引き合わせたいと思っていた人同士が出会う、

そういうことを
caféたびのそら屋では「ミラクル」と呼んでいました





2017年8月30日水曜日

『キラリと、おしゃれ』

津端修一さん・英子さんの著書をもう1冊


『キラリと、おしゃれ』
~キッチンガーデンのある暮らし~
津端英子 ・ 津端修一  著
(2007年7月初版・ミネルヴァ書房)

2017年8月28日月曜日

『なつかしい未来のライフスタイル』

つばたしゅういちさん、ひでこさん夫婦の日常を集めた
映画「人生フルーツ」



2月に観たまま感想を書きそびれていましたが
ご夫妻のこと、とりわけしゅういちさんのことは
その後も折々に思い浮かべます

映画自体は、
活字から思い描いていたことの実際を拝見することができて
私はとてーーも満足でした


動くしゅういちさん
大切な思い出を語るしゅういちさん
眠るようにして旅立ったしゅういちさん
時代と季節の移ろい
しゅういちさんに連れ添いながら確固として在るひでこさん
働き者のふたり
庭の木々のざわめき


おふたりの、いちファンとしては全編通じて
時に感涙しながら
ミーハーなときめきを禁じえませんでした

でも、いちファンだからこそ
映画と併せてお薦めしたいのはこの書籍



『なつかしい未来のライフスタイル』
~続・はなこさんへ、「二人からの手紙」~
(1998年ミネルヴァ書房)


2017年8月27日日曜日

8月の所感

日々、上がったり、下がったり
行ったり、来たり

揺れ疲れた日は
梅シロップ



この夏、はやかわさん で求めた
お花のカットの入ったグラス

かわいくて一目惚れ

ただ、底が出ベソ気味で少しゆらゆら
不安定

オーナー・理絵さんに尋ねると
昔のグラスならではとのこと

自分はもっと出ベソ(とは仰らなかったけれど)
なのを使っています、と

倒れないように
気遣いながら梅ジュースを飲んでいます、とにっこり


2017年8月21日月曜日

「プランツ・プラネッツ」展

はじまりの美術館 にて開催中です
(2017年7月29日~10月22日)



今回もたっぷり満喫
シビレさせてもらいました







振り返りながら気づきます




わたしシビレたいのかも




「好きなものは好き」
で終わらさぬよう




今の自分が惹かれるものを
ひとつひとつ
自覚的に採取




館内撮影可能につき撮らせていただきましたが
ピントが合ってなくて作家の皆さまにはごめんなさい
HPを見つけることのできた方については
お名前のところにリンクさせていただいています

2017年8月20日日曜日

「井田英夫」展

ギャラリーみつけ での 井田英夫 新作展 」
会期終盤を迎えています(8/10~8/23)


新潟絵屋 での展示(7/22~7/30)からの巡回展

旧作も交えた展示に
彼の筆致の遍歴を感じることができます



◆同時に、新潟市にある 砂丘館 では
「ふだんを見つめる 井田英夫展」 が開催中(7/24~8/27)




こちらでは20年に及ぶ彼の作品を約60点
既に個人所蔵になっているものも多数お借りしての展示とのことで
大変見ごたえがあります



井田さんの絵を拝見するのは
今回の新潟絵屋さんでの展示が初めてでしたが

もっと観たい
と足を運んだ砂丘館でギャラリートークを聞いたり
直接、絵についてのお話を伺ったりしたら


すっかりファン

心惹かれて
ギャラリーみつけにも足を運びました



イラストも好きです

今は広島の海辺の町に居るたびのひと



かつてアメリカはマサチューセッツ州から帰った彼にとって
新潟は光とスケールが足りなかった
(それで再び旅に出た)
というエピソードもトークでは語られました


でもひとは変わりゆくものだと思うから


今後、井田さんの眼にふるさとがどう映るのか
どんな新潟の景色を描くのか

私は楽しみです




井田さーん
新潟県にはこういう空や海も
ありますよーーー




そして私は梯子を昇ります

あおぞらに向かって



2017年8月17日木曜日

始動のお知らせ

お待たせいたしました

言葉にするのはなかなか容易でないのですが
ひとまずお知らせいたします




たびのそら屋



来春、復活するってよ



新潟花火と共にお届けしました(。-_-。)




今度はcafeではなくギャラリーが主体で
場所は高田ではなく長岡です

詳細や、この2か月ほどの間に繰り広がったことの顛末は
また順次書いていきますが


流れと流れが出会って
奇跡的に新たな本流がひとつできたような

あるいは
その場所にこれからも灯りがともり続けるようにと
その場所や建物に呼ばれたような


この空間を残すべし、という大きな流れの中で
招かれたのだね、と仰ってくださった方もいて


たしかに、見えないチカラ無しに
このことは生まれなかったのではないかと思うような
尋常ではない成り行きでした


願っていたこと、目指していたことが
その土台に含まれているのは間違いなく

自ら踏み出したことにはじまり
夫とふたりで決断を重ねた結果ではあるものの


想定していた以上の大きな「箱」と
身の丈を上回る大それたお話を受けたことに
未だ動揺も不安もおさまりませんが


来春のオープンに向けて
準備始動いたしましたこと

旅の途中のこのブログもいつも気にかけてくださっている皆様に
ひとまずご報告させていただきます


スケジュール等がもう少し具体化したら
そら屋日記」でもお知らせしたいと思います

こまごまとした思いや日常の話題は
引き続きこのブログで綴ってまりますので
どうぞお付き合いください




coming soon!




2017年8月16日水曜日

コスタリカ共和国

憲法上、軍隊を持てないはずが解釈によって可能とする日本と
憲法上は軍隊を持てるけれど、敢えて持たない選択をしたコスタリカ

日本も平和や環境立国を謳っているものの
コスタリカとは本質的にずいぶん違うようです



コスタリカ共和国が常備軍を放棄した年


2017年8月15日火曜日

おそらくは祈念ではなく希求

5月に父の衣類を整理した折
肌着やTシャツの類は比較的(心情的に)手放しやすかったのですが

これだけは… とたたみ直して箪笥に戻したのは
近年、愛用していたTシャツ



父自らコスタリカで買ってきたもの


常備軍を廃止し、軍備予算を社会福祉に充てるなど
平和国家・環境立国として独自の存在感を放つコスタリカ共和国に
父はとても関心を持っていました

親戚が駐在していた折に、旅慣れた友人たちを伴って
夫婦そろってはるばる中米まで訪ねることができたのは
(父にはそれが最後の海外旅行となりましたが
とても印象深く、よい思い出となったようでした




その姿勢を支持していた父のことに触れましたが

花森氏が平和への思いを仕事の基本姿勢として言明し、
見える形で世に示してきたように

父もまた戦前戦後を生きることになったひとりとして
祈り「願う」だけでなく、求めて「行動」することを
してきたひとだったと思います




父の「NO ARMY」のTシャツは色違いで2枚あったのですが
だいぶヨレていた白は手放して、ネイビーだけを残しました

白は夏の普段着、ネイビーはとっておきの時に
(場違いなどと思うことなくむしろここぞとばかりに)
着ていた気がします

それは父が平和を希求し続けていた姿だったのだと
改めて思い返します




新盆と
72年の不戦の日々に寄せて


2017年8月8日火曜日

長岡花火

7月、そして8月も
印象深い出来事が続いています



華やかに
めまぐるしく




出会いと再会




残像に
確かなものを探して




握りしめん
その熱き煌めき




思いをよぎるは病室の夜
この音と振動は
命の瀬戸際の父にどう伝わったのだったか




追悼
祈り
感謝

全て天に捧げ
いつしか感嘆のみにて佇む




いざ受け止めん
大輪の祝福を




新たな物語のはじまり

お盆明け
落ち着きましたらご報告いたします