私たちが建物と「場」を受け継ぐことになった
ギャラリー mu-an (ム・アン)さんが10周年を迎えられました
代表であり主宰である立見迪子(みちこ)さんが正式に告知されるまで
拙ブログではお名前を出さずに「オーナー」と称して
ことの経緯を綴らせていただいておりました
以後「(mu-anの)迪子さん」と書かせていただきます
開廊10周年と、ご自身の70という年齢を気持ちのよい区切りとして
閉廊と、新たな出発を決断された迪子さん
20日、21日の二日間は、これまでmu-anに集ってこられた皆様によって
「10周年の会」が盛大に行われました
それは振り返りとお祝いの会であり、
新たな旅立ちについてのご挨拶の場であり、
受け継ぐ私たちを、皆様にご紹介してくださる機会でもありました
会場内の壁にぐるりと貼られた
10年間の個展や企画の案内状の数々は圧巻でした
私が実際に展示やイベントを拝見できたのは、ほんのわずかで
あれもこれも観たかった、聴きたかった、と思うものばかり
この場所で、これだけのことをしてこられたのだ
という歴史を前に
感嘆、嘆息。。。
10年の日々はスライドでも映し出されました
同じことができるとは思わないし
思わなくていいし
できなくていいし
貴方は貴方。。。
皆さんが言ってくださるとおり、
比べてはいけない、自分は自分にできることを
と、思いはするものの
そうはいっても
・・・ねえ? (;'∀')
でも、この二日間、迪子さんのもとに
近隣はもとより、遠方からも駆けつけて来られた大勢の皆様との出会いは
そういう心もとなさ、自信の無さも
すべて丸ごと包み込んでくださるような
あたたかく、やさしいエールに満ちたものでした
迪子さんは
「ここに来られるのはみんないい方、
やさしい風が吹いているから大丈夫」
と以前にも仰っていましたが
それは迪子さんに吹く風・・・
と、どこかで思っておりました
でも、
その風は私にも、
やさしく、あたたかく、
そよいでいてくれていることを
つよくつよく感じることのできた二日間でした
ありがとうございます
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余韻の冷めやらぬ中、帰った22日は
新潟市も見事な夕焼けでした
まだまだ眺めていたかったけれど
たそがれるにはまだ早い
輝きを後光にいただいて
歩みを進めます