2017年11月4日土曜日

はじまりの日のこと

「ギャラリーmu-an」に最初に行ったのは、いつだったのか、
どういうきっかけだったのか、思い出せずにいたのですが

旧ブログ「そら屋日記」を読み返していたら
初めて訪ねた時のことを書いたものがありました




タイトル「 長岡/mu-anさん 」を読み返すと
2011年の5月、上越から見附に帰省する途中に立ち寄った
柏崎の「ギャラリーtanne」さんで嶋田さんに勧められて… とあります

そうでした、そうでした…

東日本大震災のあったその春は、
どうにもナーバスで、思いを言葉に綴ることができなくて
行き場を見つけられない気持ちは、胸の中に澱のように溜まっていくばかりで…

その日、初めてお訪ねした「ギャラリー・mu-an」で
初めてお会いした迪子さんの前で

私は 泣けてしかたなかったのでした。。。。




あれから6年。。。

まさか、迪子さんがこの地を離れることになり
まさか、その後を営ませてもらうことになろうとは。。。

この建物は長年にわたって本当にたくさんのひとの
思い出を育んできたと思うけれど

あの日の孤独いっぱい、ブルーでひたひただった私のことも、
みていてくれたのだなぁ… 



さらにまた、6年前のその日の日記に綴った方々と
暮らしが激変した今日もつながっていられることにも
感動します

面識のなかった荻野弘一さんには
今年の9月にあった「mu-an」10周年のお祝いの席でお会いすることができ、
作品と同様のやさしさに満ちたやわらかいお人柄の中にある
力強き確信ををもって、あたたかい励ましをいただきました

「しょうこちゃん」こと平野照子さんとも
迪子さんの詩集を贈ってくださった「橋本さん」とも
以前にも増してうれしく心強い関係で居させてもらっていること、
これからまた新たな場でもつながっていけることは、

奇跡かな・・・

こういう時にいてくれるひとは
やっぱり

天使かな・・・


手にするたびにうれしいきもち
平野照子さんのマグ