たびのそら屋の家にて
土地のひと集い、旅のひと訪れ、なにごとか愉しきことはじまらん
土育まれ、風また便りを運ぶ
樹々の枝葉ひかりをきらめかせ、鳥たちのさえずる
かたわらにはたえず流れゆく川
画家・レオナール=フジタ(藤田嗣治)の晩年のアトリエは、
書物で見ただけではありますが大変素敵なおうちです
それは都市部に暮らすフランス人が別荘として持つ「田舎の家」=「メゾン・ド・カンパーニュ」をイメージして、フジタが郊外に求めた3階建ての古い家を、自ら改装したものだとか
白状しましょう
フジタ好き(。-_-。)
その話にインスピレーションを受けました
店名の「maison de たびのそら屋」=「たびのそら屋のおうち」です
その地に根付いたもの(mu-anの歴史であり、建物としての歴史であり、町の歴史)を受け継ぎながら、自分たちの暮らしをつくりながら、暮らしが楽しくなることを、営んでいきたい。。。
私にとって、 それ こそが敬愛するフジタ的要素です
彼のように、家まるごとを自作のアートやDIY的造作やコレクション等で満たすことはできないとしても、私は私の好きなこと、私たちにできることを
そこでやっぱりアンパンマンマーチです
何が君のしあわせ?
何をしてよろこぶ?
まずは家族と、
今日出逢ったひとと、
笑顔を交わせたら、感動をともにできたら、しあわせ
その場が少しでも誰かの役に立つことができたなら、
何かのきっかけの場所になれたなら、
うれしいなぁ。。。
この夏にフジタの展覧会があったのはナイスなタイミングでした
学生時代、自発的な意味で最初に意識した画家は
藤田嗣治でした
改めてフジタの何が好きなのかを考えたり
ただ「好き」だった作家やデザインや工芸品全般について
改めて理解し直そうと思うにつけ
その膨大さにクラクラしていた夏でもありました
でも「好き」の掘り直しをするきっかけを
こんなふうにいただくことになったのは
なんてしあわせなことだろう、とも思いました
***
タイミングといえば!
この展覧会に向かう途中、
上越の知人たちと、新潟市の街角で
バッタリと逢いました!!
気まぐれに選んだ道の、赤信号が引き合わせてくれた再会でした
とても会いたかった方々!!
なんてうれしいミラクル☆☆☆
8/30
彼女たちもフジタを観に来たのでした
一緒にランチと数年ぶりの再会トークを堪能してから
それぞれに美術館へ
食事も会話も盛りだくさん!