2017年7月11日火曜日

「北大路魯山人」展

世田谷美術館所蔵・塩田コレクション
「北大路魯山人~美・食の巨人展~」

新潟市美術館 
にて7月23日まで



大変刺激的でした
おいそれと感想など述べてはいけない気もしますが
自由に観ることを許してもらえるなら

愉しかった! 
前半、顔がにやけました

ですが心持ちの角度を変えると・・・

岩山のように恐ろしくて
身がすくむようでした

展示されている器に盛り付けをしたパネル写真が展示されていましたが
(料理拵え・横山夫紀子/ 写真・秋元茂)
それはもう圧巻



「塩田コレクション」というものを知ることができたのも
とてもよかったこと

見たことのないものをみせてくれるひとを
宝として支えるひとあっての芸術文化

示唆されたことはたくさん

我が身に足りないことばかり







「ほぼ日」の糸井重里さんの「今日のダーリン」
7月9日では「暗誦」について書かれていました

憶えるだけでは「暗記」だそうで
憶えて口に出して唱えると「暗誦」になるとのこと

国語の教師だった父は諳んじることのできるひとでしたが
その娘は聞いた端から忘れるひと(T_T)

魯山人の書の中にハッとしたので「憶えよう」
と頑張った言葉があるのですが…

「百川異流同会海」
ひゃくせん ながれをことにするも おなじくうみにかいす

合っているかどうか早くも自信がないのが情けない
わずか一行、七文字なのに


魯山人が敬愛していたという良寛さまの書も展示されていましたが
その文字のやわらかいこと
それもまた印象的でした