川鍋木八さんとひと葉さんの二人展
閉幕からひとつきが経とうとしていますが、
今もうれしい余波をいただいています
展覧会では、自然の素材のありのままの姿や個性を理解し、
面白がり、愛おしむ、お二人それぞれの志向や作品に触れるにつけ、
私もむしょうに手を動かしたくなって
展示が終わるのは名残惜しくも、
そのあとの日々が待ち遠しくなるような会期でした
最終日
照明をつける前の、朝の光だけのギャラリーが好きです
展覧会の片付けが終わってまず取り掛かったのは、
裏の草刈りと建屋外周の片付け
川鍋さんとひと葉さんが残してくれた、ワクワクを含んだ空気の中で
この1年半を過ごしてきた建物のことを、
これまでより丁寧に眺め、ゆっくりと敷地に佇んでみます
鉄筋の住まいも、大きく育った樹木も、自生の植物も、様々な生き物たちも、
当然ですが「良いこと」ばかりではなく
「私には太刀打ちできそうにない( ;∀;)」
と思うような出来事もいろいろあるのですが
そんな見え方、感じ方が、
ちょっと変化したように思います
ひとつ終われば次へ、新たなものへ、未だ見ぬ先へ、先へ・・・
そういうことでなく
出会った作品から、作家の言葉から、居合わせた景色から、
何か、そのあとの日常にも残り続けるものを大切にできると
うれしくなります
出会った作品が暮らしを変えることもあれば
ハッとしたこころが、見える景色を変えることもあって
そういうことも
アートや手仕事のちから
ひとが素材を介してひとに向けて放つもののちから
なのかもしれないと感じます
受け止めるこちらの「土壌」も問われますが
こちらが痩せた土だった時には・・・
ありがたく腐葉土にさせていただきましょう(。-_-。)
7月に控えている「ツクルノコト」展では
どんな世界に出会えるでしょう
手足を動かし、自身を耕しながら
たのしみに待ちたいと思います
「ツクルノコト」
2019・7・6(sat)~16(tue)
※7・11(closed)
OPEN 11:00~17:00
会期中の土日は18:00までオープン