2019年6月17日月曜日

展覧会の余韻

5月に開催したー木の器、草花の輪ー 
川鍋木八さんとひと葉さんの二人展

閉幕からひとつきが経とうとしていますが、
今もうれしい余波をいただいています


展覧会では、自然の素材のありのままの姿や個性を理解し、
面白がり、愛おしむ、お二人それぞれの志向や作品に触れるにつけ、

私もむしょうに手を動かしたくなって

展示が終わるのは名残惜しくも、
そのあとの日々が待ち遠しくなるような会期でした



最終日
照明をつける前の、朝の光だけのギャラリーが好きです


展覧会の片付けが終わってまず取り掛かったのは、
裏の草刈りと建屋外周の片付け

川鍋さんとひと葉さんが残してくれた、ワクワクを含んだ空気の中で

この1年半を過ごしてきた建物のことを、
これまでより丁寧に眺め、ゆっくりと敷地に佇んでみます


鉄筋の住まいも、大きく育った樹木も、自生の植物も、様々な生き物たちも、
当然ですが「良いこと」ばかりではなく

「私には太刀打ちできそうにない( ;∀;)
と思うような出来事もいろいろあるのですが

そんな見え方、感じ方が、
ちょっと変化したように思います




ひとつ終われば次へ、新たなものへ、未だ見ぬ先へ、先へ・・・
そういうことでなく

出会った作品から、作家の言葉から、居合わせた景色から、

何か、そのあとの日常にも残り続けるものを大切にできると
うれしくなります


出会った作品が暮らしを変えることもあれば
ハッとしたこころが、見える景色を変えることもあって


そういうことも
アートや手仕事のちから

ひとが素材を介してひとに向けて放つもののちから
なのかもしれないと感じます


受け止めるこちらの「土壌」も問われますが
こちらが痩せた土だった時には・・・
ありがたく腐葉土にさせていただきましょう(。-_-。)


7月に控えている「ツクルノコト」展では
どんな世界に出会えるでしょう

手足を動かし、自身を耕しながら
たのしみに待ちたいと思います



「ツクルノコト」

2019・7・6(sat)~16(tue)

※7・11(closed) 

OPEN 11:00~17:00

会期中の土日は18:00までオープン