2017年6月25日日曜日

鯛の顔

新潟市にある ピア万代 の鮮魚コーナーに
見るたびに美味しそうだなと思う鯛の開きがありまして

サイズが立派なので
我が家の小さいグリルでは上手く焼ける気がせず
これまでは見送っていたのですが

今日は試しに1尾だけ買ってみましょうかと  
並んでいるパックを見比べました



新潟県産天然真鯛
どれも立派な肉付きです

一夜干しなので身にも目玉にもまだ輝きがあり
活きの良さを訴えています

口をガバッを開いているのや半開きのが多い中で
一尾だけ、
阿吽で言えば「吽」の方のごとく
口をしっかり閉じて結んでいるのがありました


不覚にも

おとうみたい( ´艸`)

と思ってしまった直後。。。


。。。(T_T。)


これは食べられない


いや、
買うよ

今日は買うよ


父に目元口元の似たこのひと・・・
絶対美味しいと思うけど

(>_<。)


苦笑しながら

誰にも似ていない鯛を選びました



貴方に似たひとをわたしは知らない


鯛が父に似ているなんて
そもそも父が何か動物に似ているなんて
これまで思ったことないのですけれど

そのうち山だの岩だの
顔のないものにまで
面影を見出すようになるのでしょうか


相方との間での呼び名には変遷があり
当初はもちろん「チチ」と「ハハ」でしたが

父の病状の進行とともに

不安と
愛おしさゆえでしょうか

不意に「おとう」と呼ぶようになりました


本人にはちゃんと最期まで「おとうさん」と
呼んでましたけど

今は
鯛に似ていると思ったことまで
きっとお見通し

「バカモン」
ていわれること間違いなし