2017年6月10日土曜日

実家の片づけと残したもの

それにしても
つくづく私は物を捨てるのが苦手です

5月の実家の大片付けは、
古着・古布・古布団等、布や綿ものがメインでした



きちんと保管(母が)していたつもりでも変色したもの
古くて使い勝手の悪いもの(昔の重い布団とか)
家族の誰も使いようのないもの
古道具屋さんにも持ち込みがたいもの

そういうものは
さすがに手放せます


母が「もったない」と言うものもありましたが
いつ、誰が、使うの? と問い掛けつつ

母の思い入れと迷いによっては
用途不明でも残しながら

必要なものを取り出しやすい状態になるまで
かなり減らせたと思います




衣類のうち、
きれいなものは古着、傷んでいるものは古布として
市の資源物回収ステーションへ

綿の入ったものは資源としては回収してもらえないので
有料ゴミ袋に入るものは可燃ごみ
入らない大物と布団は粗大ごみに


ただの燃えるゴミにする以外にテがないものか
と思案して処分の決断をしなかったのは

これまでも残してきた祖父母の着物と
父のスーツ
それと昔の冬の室内着であった「綿入れ」

現代の暮らしではまず使わないけれど
綺麗な着物生地に天然綿…

大物を放出して空間のゆとりが生まれた後は、
いずれ納得して手放せるまでの猶予保管もおおらかに




そして処分の先送りではなく確信的に残させてもらったものは
古いし、虫食い穴もあるし、こんなにたくさんは使わないけれど
どうしてもときめいてしまう…

祖母の風呂敷でした


紙にもヨワイが布にもヨワイ(。-_-)


着物地や布団の側生地を縫い合わせて作られていて
来客用の布団類は全てその大風呂敷に包まれています

今回捨てた古布団の枚数分
用途無しの風呂敷ができました

捨てる布団を包んでそのまま一緒に
エイヤ!! と手放したものもありますが




祖母がチクチク縫ったのだと思うと
こんなものでも捨てるのに気合いが要ります


「ワタシ、その行く先に責任を持ちます(。-_-)」
と指名した風呂敷たちは、

洗って、干して…
カンカン照りだったその日は瞬く間に乾いてくれるので
何回も洗濯機を回して…

1枚は自宅用に用途を得、
残りは再び仕舞われ出番待ち



こんな繕い部分があったりしたら・・・
どうして捨てられましょう



祖父母の代のものをこうして残すことには
母も寛容、むしろ歓迎

押入れと物置きの総点検と
名残り惜しみつつ手放す決断を下していくのは
身を削るに似て
母も私もガッツリ疲れた5月でした


でもわかっています
もっと必要でかつ
より困難なのは
自分のものを減らすこと(>_<)