新潟県立近代美術館で開催中の「白寿・江口草玄のすべて」展が
素晴らしかったです
「書」の見方も楽しみ方も、よくわからなくて
草玄先生のこともよく存知なかったのですが
ちょうど休廊日前日、行って来られたお客様が相次いで
お聞かせくださった感想に惹かれてにわかに出かけ、
すっかり堪能してきました
拝見できてよかったです
書とはこんなに楽しいものでしたか
墨のうねりの骨格には確かなることばがあり
読めないそれを読むのでなく、感じることを愉しめました
草玄先生が、文字・ことば・言葉の姿 を大切にして書かれていることを
解説を手がかりに、書の前に立って、実感することができた気がします
漢詩を書いたものが無いのは、そのリアルな心情に立てないゆえと
日本語による、情景・わびさびの伝わる句を
近年ではかな書きで、書いておられることも好ましく
それは文字以上に文字であり
アート以上にアートであるような
そしてパンク以上にパンクな
その道の険しかったであろうことを思いながら
信念の追求を拝見しました
たびのそら屋での「猪爪彦一展」と同じく、7月1日まで開催中です