2017年10月16日月曜日

「メゾン」の話

maison de たびのそら屋

たびのそら屋の家にて
土地のひと集い、旅のひと訪れ、なにごとか愉しきことはじまらん
土育まれ、風また便りを運ぶ
樹々の枝葉ひかりをきらめかせ、鳥たちのさえずる
かたわらにはたえず流れゆく川




さて、「maison」 の話をしましょうか




画家・レオナール=フジタ(藤田嗣治)の晩年のアトリエは、
書物で見ただけではありますが大変素敵なおうちです

それは都市部に暮らすフランス人が別荘として持つ「田舎の家」=「メゾン・ド・カンパーニュ」をイメージして、フジタが郊外に求めた3階建ての古い家を、自ら改装したものだとか


白状しましょう

フジタ好き(。-_-。)
その話にインスピレーションを受けました

店名の「maison de たびのそら屋」=「たびのそら屋のおうち」です


その地に根付いたもの(mu-anの歴史であり、建物としての歴史であり、町の歴史)を受け継ぎながら自分たちの暮らしをつくりながら暮らしが楽しくなることを営んでいきたい。。。

私にとって、 それ こそが敬愛するフジタ的要素です

彼のように、家まるごとを自作のアートやDIY的造作やコレクション等で満たすことはできないとしても、私は私の好きなこと、私たちにできることを


そこでやっぱりアンパンマンマーチです

何が君のしあわせ?
何をしてよろこぶ?

まずは家族と、
今日出逢ったひとと、
笑顔を交わせたら、感動をともにできたら、しあわせ

その場が少しでも誰かの役に立つことができたなら、
何かのきっかけの場所になれたなら、

うれしいなぁ。。。




この夏にフジタの展覧会があったのはナイスなタイミングでした

学生時代、自発的な意味で最初に意識した画家は
藤田嗣治でした

改めてフジタの何が好きなのかを考えたり
ただ「好き」だった作家やデザインや工芸品全般について
改めて理解し直そうと思うにつけ

その膨大さにクラクラしていた夏でもありました

でも「好き」の掘り直しをするきっかけを
こんなふうにいただくことになったのは
なんてしあわせなことだろう、とも思いました

***

タイミングといえば!

この展覧会に向かう途中、
上越の知人たちと、新潟市の街角で
バッタリと逢いました!!

気まぐれに選んだ道の、赤信号が引き合わせてくれた再会でした

とても会いたかった方々!!
なんてうれしいミラクル☆☆☆


8/30

彼女たちもフジタを観に来たのでした
一緒にランチと数年ぶりの再会トークを堪能してから
それぞれに美術館へ



食事も会話も盛りだくさん!